今年の夏は豪雨、猛暑と自然の脅威にさらされている。幸いにも、いわき地方では大きな被害にはならなかったが、精度の高い気象観測をもってしても情報の不備、遅れが不測の事態を招くことは先の西日本の例でも分かる▼これに加え、台風12号の本州上陸が濃くなってきた。まさに夏まつりの時季。本市ではあす28日から、さまざまな催しが始まる。いわきおどり勿来大会、鮫川花火大会、四倉ねぶたといわきおどりの夕べ、おなはま海遊祭など▼刻々と変化する台風の動きに、各まつりの主催団体は実施決定に頭を痛めていることだろう。自然相手だけに楽観はできない。仮に本市を避けても余波もあり得ることから、安全第一のもと的確な判断が必要とされる▼きょうから2日間、JR川前駅前で「屋台村・イルミネーション」が開かれるが台風を考慮し、28日は中止になった。万一の強風を念頭にしたものだが、8月のお盆にも開かれる。まずは今夜楽しもう。