91回を迎える春のセンバツが3月23日に開幕するのを前に、書店では参加32校の写真名鑑入りチーム紹介の大会ガイドブックが並び始めた▼今年もいわきの高校は選ばれなかったが、親元を離れて、活躍の場を県外の実力校に求めた本市出身の選手たちが出場校の中にいる▼注目は何といっても山梨学院だ。1年生で春の大会から背番号2を背負い、レギュラーとして昨年の甲子園を経験している捕手の栗田勇雅君(平一中出身)、同学年の遊撃手・小吹悠人君(小名浜二中出身)も守りの要として新チームからポジションをつかみ、秋の関東大会で放ったホームランで一躍名をはせた。2人は中学時代、いわきボーイズでバッテリーを組んでいたチームメートだ▼いわきボーイズの先輩の黒須大成君(中央台北中出身)も横浜で1年時から夏の甲子園に出て、最終学年となったこの春もベンチ入り。及川雅貴というプロ注目の153㌔左腕エースがいるが、頑張ってほしい。
片隅抄