テレビで「あおり運転」に遭った人の証言やその時の映像を見た。急激に車間を詰める後続車など驚きのシーンばかり▼ある生命保険会社の調査によると「車線を変更した」「追い越し車線を走り続けた」「法定速度を守って走っていた」があおり運転に遭う上位3という。正直、こんなことで、重大な事故を引き起こすあおりを受けるのか、と思うと車を運転するのが怖くなる▼どうしたらあおり運転を無くすことができるのか。日本はあおり運転をしただけでは、注意で済まされてしまうが、外国では危険な運転即厳罰に処せられる。日本でも厳罰を求める声は大きい。ただ、それだけでは他の交通違反同様、一定の抑止効果は得られるが、撲滅までには至らない▼安全教育や法整備の検討などあらゆる手を尽くす一方で、最終的には運転者一人一人が心にゆとりを持ち、日々安全運転を心掛ける以外ないのではないか。自分は絶対にしないという心の持ちようだ。