参院選が終わった。大方の予想通り与党が圧勝。21日の開票結果に有権者は一喜一憂したことだろう▼これで向こう6年間国政を担う国民の代表が決まった。ご存じの通り福島選挙区では、現職の森雅子氏が当選した。森氏は福島の復興を柱にさまざまな公約を訴えていたが、福島が抱える問題は多種多様。人口減少対策に子育て支援、医療、福祉、経済再生など課題は山積。森氏には福島のために頑張ってもらいたい▼さて、選挙が終わると政治への関心が一気に冷めてしまうのが常。しかしここからが本当のスタート。森氏には1票の重みを強く受け止め、公約実現のために身を粉にして働く決意を固めてほしい。有権者には公約を果たしているか、厳しい監視の目を光らせていただきたい▼投票率52・41%で、過去2番目の低さ。生活は良くならず、幼稚な言動や行動を繰り返す政治家に、有権者の投票意欲が失われたのは否めない。だからこそ監視の目が必要なのだ。