書店のスポーツコーナーに、春のセンバツ高校野球出場校特集号が並ぶようになった。今回は地元磐城が21世紀枠で出場することもあり、売れ行きは例年以上なのではないか▼いわきの親元を離れ、他県の高校から甲子園出場の切符をつかんだ選手も複数いる。常連では新3年生になる山梨学院の栗田勇雅捕手(平四小―平一中)と小吹悠人遊撃手(小名浜東小―小名浜二中)。仙台育英には新2年生の渡辺旭二塁手(平二小―平二中)がそろって強豪校の主力としてプレーする▼栗田君は平少年野球教室、小吹君は小名浜少年野球教室、渡辺君はマツザキガーデンジュニアの出身。3人とも中学では硬式のいわきボーイズで活躍していた▼同じ小名浜少年野球教室では磐城のエース沖政宗君が捕手で、小吹君は投手だったのをはじめ、この3人と磐城ナインがチームメートだった時代がいくつか見られる。小・中学生の後輩たちも見つめる甲子園。いいお手本になってほしい。