新型コロナウイルスの影響は多岐にわたるが、いわき市内でもその影響は大きい。とにかく感染防止のため、「３密」回避の徹底は人的制約に行きつくのも仕方ないところだ▼このため公共、民間施設の臨時休館が長く続いたが、今月に入り解除、営業再開が増えていることは喜ばしい限り。その反面、東京での感染者数増は今後に影を落とす。原因の一端が夜の繁華街とされては、該当する業界にとってはまたもや死活問題だろう▼コロナ禍の出口が見えない中、９月６日告示・13日投開票の「市議選」説明会がきょう市文化センターで開かれた。定数37に対し現職、元職、新人の44陣営が出席した。昨年、本市は東日本台風による甚大な被害を受け、今年はコロナである▼大量の雨で氾濫した河川の改修工事は始まったばかり。次なるは新型コロナで疲弊しつつある地元経済の復活、活性化だ。この難局に汗をかかないとすれば有権者の鉄槌が下ることは必定。
