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片隅抄

2020.8.7

長引いた梅雨も2日に明け、いつも通りの暑い夏がやってきた。それはよいのだが、春先から猛威をふるう新型コロナウイルスは終息どころか、感染拡大の一途をたどっている▼この騒ぎがなければ、平の街なかでは「いわき七夕まつり」がにぎやかに始まっている頃だ。さらに最終日は「いわきおどり」とカップリングで、大勢の人手があったことだろう。会場を歩くことはなくなったが、雰囲気を好むのである▼連休明けからは「盆」の入りになるが、こちらもさびしくなりそうだ。都、県知事は人の移動による感染リスクを憂い、自粛を促す発言をしている。ならば、また家でじっとしているほかはあるまい▼ただし、気候のよい4〜5月とは違い、夏場の過ごし方を誤ると熱中症など危険にさらされる。今年ばかりは、夏の楽しみが限定された。クーラーでカリカリに冷えた部屋で読書、DVD観賞したいものだ。この閉塞した状況では、気分転換しかない。

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