今は便利な世の中になって、スマホのアプリを使えばこのあとの天気が手に取るように、24時間、高い確率でわかる▼きょうの昼過ぎ、アプリのレーダーを見たら、日本海側に沿って雨雲の一団が日本に接近しているのがわかる。雲に覆われた平の空はまだ明るいが、この雨雲が北東ではなく東進すれば今夜から明日の天気が心配になってくる、と素人ながら考える▼気象予報士が交代で24時間、これからの天気を解説してくれる動画アプリもあるし、いったん大雨になれば市内の河川がどんな状態か逐一わかるような防災アプリを見ることもできる。テレビやラジオからも、市役所からも災害の危険性を知らせる情報が流れてくる▼先日は日本の北のはずれ、今まで大雨災害など聞いたことがなかった北海道の利尻島でも50年に1度という大雨が降った。今年もいわき市が死者の出るような大雨災害に見舞われない保証はない。情報をうまく利用して被害の軽減につなげたい。