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片隅抄

2020.8.15

JR勿来駅前から関田こ線橋を越え、市勿来関文学歴史館に向かうのに小さな第一関田橋を左折する。そのたもとに記念碑があるのをご存じか▼太平洋戦争末期、ここから偏西風を利用して敵地・アメリカ本土に向け、気球のような巨大な風船に爆弾を括くくり付けた「風船爆弾」が9千発余放たれた。ほとんどは海に落下したが、誤って不発弾に触れた妊婦や幼い子供たちが犠牲になった▼隣の北茨城市大津町も放球基地だった。同市磯原町の市歴史民俗資料館には10分の1モデルの風船爆弾が展示されている。敗戦濃厚になると窮鼠(きゅうそ)となった日本軍は爆弾を積んだ特攻機「桜花」や人間魚雷「回天」、小型ボート「震洋」など究極の人間兵器を開発する▼同資料館には特攻ボートのコーナーもあり、小名浜にもその基地があったと説明している。残念ながらいわき市には「戦争」を語り継ぐ施設が、ない。戦後75年。貴重な資料・遺品や証言の数々が消えていくばかりなのに…。

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