雨で1日延びた第72回秋季東北地区高校野球県大会の前期日程が終了した。いわき勢最後の登場となったいわき支部優勝校の東日大昌平が夏の王者・聖光学院を撃破する大金星。2年前、平成最後の70回大会と同じく磐城、湯本、東日大昌平の3校が後半戦の舞台に立つ▼いわきがメイン会場となる今大会。途中の勝敗に関係なく、いわきグリーンスタジアムでの最終日、いわきの高校球児の勇姿が拝めるのがうれしい▼後半戦の開幕初日、注目の一戦はやはり、昨秋の3位決定戦の記憶が新しい地元いわきでの磐城と東日大昌平の同地区対決。2年ぶりの県大会に挑む湯本は、後半戦に唯一残った私学3強の学法石川と福島の地で準々決勝に挑む▼この大会は来春の選抜大会につながる。新型コロナの影響で今春、21世紀枠でセンバツ切符を手にした磐城は聖地で球春を迎えることができなかったが、戦いはここからが正念場。ぜひ、一戦必勝で夢切符を手にして欲しい。