新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県独自の県民への不要不急の外出自粛を要請する緊急対策が14日まで、延長となった。本市も同日まで、「感染防止集中対策一斉行動」の延長を決定。接待を伴う飲食店などに午後８時以降の営業自粛を呼び掛ける▼我慢の日々はまだ続きそうだ。深夜営業を主とする店主に話を聞くと、「しんどいが、仕方ない」と愚痴をこぼす。県は時短営業に応じた飲食店に１日当たり４万円の協力金を支給する。県の対策を踏まえ、本市は市独自の支援策を打ち出した▼県の支給対象外となる事業者に対し、最大15万円の家賃などを補助する。複数の店舗を持つ事業者には店舗ごと給付。自己所有店舗での事業者には一律５万円を支援する▼対象業種には「Ｇｏ Ｔｏ」の中止で大打撃を受けた旅館、ホテル業なども含まれる。10都府県で緊急事態宣言が延長し、まだまだ安心はできない。この難局を乗り越えるには、もうひと踏ん張り必要だ。
