遠く会津の地で、高校球児が正念場の夏に向け、堂々の戦いを繰り広げた。春季東北地区高校野球県大会が23日、会津若松市のあいづ球場で幕を閉じた。聖光学院が圧倒的な強さを見せつけたが、いわき勢も磐城、東日大昌平の2校が4強入り。同地区対決となった3位決定戦は終盤まで、勝敗の行方が見えない好勝負となった▼結果、支部予選の雪辱を果たし、東日大昌平が3位入賞。磐城も最後まで勝負を諦めない堂々の戦いぶりだった▼当初、この大会は有観客で開催を予定していたが、新型コロナの感染拡大で無観客となった。2年ぶりの開催となる夏の福島大会はいわきがメインとなるが、観客の有無はいまだ不透明だ▼夏の前哨戦となる弊社白鷲旗争奪いわき地区高校野球選手権大会が間もなく開幕する。昨年は感染拡大の影響で中止しており、2年ぶりの開催となる。対戦カードは26日に決定。いわきの高校球児による白鷲旗をめぐる熱き戦いも目が離せない。