29日告示・9月5日投開票の任期満了に伴う市長選が刻々と迫ってきた。今年1月初旬、1人の立候補表明に続き、これまで新人、現職の計4人が戦いに臨もうとしている▼市選挙管理委員会による市長選啓発ポスターが出来上がった。平三中のキャリア教育推進委員会の生徒がモデルになり、若者の投票行動を喚起している。ポスターには昨年の市議選投票率が刷り込まれ、18歳40・29%、19、20代22・8%と関心の低さがうかがえる▼改正公職選挙法での18歳以上の選挙権施行から5年が経つ。仮にこの法律が昭和30、40年代の安保闘争、大学紛争時に適用されていたら、時の政府はひとたまりもなかったろう。それだけ若者のパワーはあなどれない▼さて市長選投票日まで10日を切った。69・30%、56・02%、51・13%、49・13%と過去4回の投票率は低下するばかり。コロナ禍という厄介な状況だが、若年層を含む有権者は今の状況に無関心ではいけない。