5日に投開票が行われ、向こう4年間いわき市政を担う新市長が誕生した。4人が立候補する激戦を制したのは新人の内田広之氏▼今回選挙の争点は3期目を目指す清水市政の継続か、刷新かの選択とされた。各候補ともコロナ禍で、集会で気勢を上げる従来の選挙運動が出来ず、代わってインターネットや街頭演説、チラシ等の配布に力を入れた選挙活動を展開。結果、刷新を望む市民の声が継続を勝った▼投票率は前回を2㌽弱下回る47%。今後、内田新市長はいわき市のために粉骨砕身働くことになる。そこでお願いしたいことは、公約実現は言うに及ばず、コロナ、医療、人口減、経済対策は待ったなしの状況にあるだけに、就任と同時に最優先課題の一つとして取り組んでほしい▼新市長には掲げた公約を改めて胸に刻み、有権者は内田市政に対し、厳しい監視の目を光らせていきたい。参考までに3日付け本紙2面に、内田新市長の公約が掲載されている。
片隅抄