自民党総裁選は今日投開票が行われ、夕方には大勢が判明していることだろう▼総裁選には、岸田文雄、河野太郎、高市早苗、野田聖子の各氏が立候補、党員、党友を巻き込んでの激しい選挙戦を繰り広げた。各氏ともコロナ対応を政策の最優先課題に掲げ、経済再生、雇用、外交、安全保障と、今日本が国内外で抱えるさまざまな問題解決に向けて、持論を展開した▼各氏とも素晴らしい考えで、だれでもいいから1度は総裁をやらせてみたいと思う半面、政策倒れに終わってしまうのではという気持ちもある。出馬表明後、各氏支持拡大を狙ってか、票の行方を左右できる派閥の長に忖度し、それまでの持論を曲げ、トーンダウン。森友、桜を見る会、政治とカネなどの疑惑解明には及び腰で、国民を失望させる▼いわき市では一足早く内田新市長が誕生し、28日初登庁した。何もかもこれから、公約を守りだれに忖度することなく、市民に寄り添う政治をお願いしたい。