先週、アメリカで行われていた「ライダーカップ」を見た。ゴルフのアメリカとヨーロッパ連合の2年に一度行われるチーム戦だ。本来昨年開催の予定だったが、新型コロナの影響で1年延期された大会だ▼世界のトッププレーヤーたちのプレーは見応えはあったが、ギャラリーの熱狂がそれに拍車をかけていた。なにより、未だ世界的にコロナの終息宣言が出されていない中、ノーマスクで超過密状態にも驚いた▼ワクチン接種が進んでいるものの陽性者は増加傾向にあるのになぜとおもいきや、日本との考え方の違いがあるようだ▼ワクチン接種によって重症者の減少を重要視し、ウィズコロナ路線に転換したアメリカ。対して、ワクチン接種後も感染者の数を気にする日本。感染予防は大切なことだし、無視できないことだが、ゼロコロナ路線からの方針転換を図らなければ経済どころか生活そのものが破綻しかねない。今こそ、方針転換のガイドラインを示すべきだ。