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片隅抄

2022.05.16

 南東北大学野球連盟の2022年度春季リーグ戦で東日本国際大が2試合を残し、34度目の優勝を果たした。一昨年春はコロナ禍でリーグそのものが中止。昨春は部内での集団感染により、出場辞退を余儀なくされ、旧指導陣が引責辞任した。だが、幾多の壁を乗り越え、昨秋に続く2季連続のリーグ優勝を飾り、全日本大学野球選手権大会の出場権を手にした▼集団感染発生後、選手たちはネットなど匿名の誹謗中傷とも戦い続けた。謂れもない心無き声は付属校の東日大昌平高の野球部員にも波及したと聞く▼「一つ一つ、徳を積み重ねよう」。最上級生の4年生が率先し、JRいわき駅前での清掃活動などを始めた。その姿を見た市民から応援の声が。それに後押しされるかのように、国際大ナインは新指導陣のもと〝優勝〟の2文字を手にした▼東日本国際大が大学野球の聖地・神宮の杜に立つのは3年ぶり。南東北の盟主として、堂々の戦いを見せてほしい。

南東北大学野球連盟の2022年度春季リーグ戦で東日本国際大が2試合を残し、34度目の優勝を果たした。一昨年春はコロナ禍でリーグそのものが中止。昨春は部内での集団感染により、出場辞退を余儀なくされ、旧指導陣が引責辞任した。だが、幾多の壁を乗り越え、昨秋に続く2季連続のリーグ優勝を飾り、全日本大学野球選手権大会の出場権を手にした▼集団感染発生後、選手たちはネットなど匿名の誹謗中傷とも戦い続けた。謂れもない心無き声は付属校の東日大昌平高の野球部員にも波及したと聞く▼「一つ一つ、徳を積み重ねよう」。最上級生の4年生が率先し、JRいわき駅前での清掃活動などを始めた。その姿を見た市民から応援の声が。それに後押しされるかのように、国際大ナインは新指導陣のもと〝優勝〟の2文字を手にした▼東日本国際大が大学野球の聖地・神宮の杜に立つのは3年ぶり。南東北の盟主として、堂々の戦いを見せてほしい。

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