昨年の夏は猛暑と豪雨に悩まされ、冬は冬で北陸を中心に記録的な大雪。1年を通して異常気象の年だった▼自然の猛威だけに人間の力では防ぎようはないが、災害に対する備えと心の準備をしておくことで、被害を最小限に食い止めることはできる。異常気象は今後も続くと言われるだけに、防災セットを常備し避難場所の確認ぐらいはしておきたい。空気が乾燥している火の用心をお忘れなく▼20日は二十四節気の一つ「大寒」。これからは北風が強くなり、降雪に見舞われることがある。冬タイヤへの交換はお済ですか。いわきでは1月から2月にかけて雪が降ることがある。雪でなくとも橋の上や日陰の道路は凍結しているところがあるだけに、冬タイヤで安全走行を▼冬至を境に日脚は徐々に伸びては来ている。寒いと言っても人々の胸には春遠からじの思いが膨らむ。コロナ、インフルエンザのダブル流行が懸念されるが、病気に負けずこの冬を乗り切りたい。