任期満了に伴う県議選がきょう告示された。告示1週間前に現職1人が立候補を取りやめたため、現職9・元職1・新人3の計13人が、朝の時点で届け出を済ませた▼県いわき地方振興局で、陣営関係者が〝七つ道具〟を受け取ると、駐車場に停めていた選挙カーの目隠しを外して、一斉にそれぞれの事務所に駆けだしていった。選挙ではおなじみの光景だ。10日間の舌戦に入った。▼いわきは県都と距離があるためか、衆参の選挙や市長選、市議選と比較し、県議選はどうしても低調な感が否めない。2019年11月の前回県議選では、いわき市の投票率は39・13%にとどまった。しかし9月の豪雨で決壊・氾濫した河川は、県管轄であるように、身の回りには県とのかかわりは少なくない▼市民の声を県政に強く届けるためにも、一人一人が関心を持つ必要がある。あすから期日前投票も始まる。〝未来のいわき〟は、あなたの一票で決まることを忘れてはならない。