前に、会社の健康診断でメタボリック症候群を指摘され、運動不足解消として散歩を始めたことを書いた▼四季の移ろいを感じながらの散歩は運動以外にも心も癒され、抄子にしては珍しく趣味として定着していた。ところが2年半前、不注意から散歩中に転倒し、背骨を圧迫骨折してしまった。歩くどころか日常生活にも支障を来たすありさま▼唯一の趣味だった散歩を辞めていたが、医者からこのまま運動をしないでいるとメタボが進行し将来、介護を受けるリスクが高くなると言われ、昨年の暮れから散歩を復活させた。始めは1日2千歩歩くのがやっとだったが、今は6千歩を目標に歩いている▼ところで本県のメタボ率は全国ワースト3位。この結果に県では減塩、禁煙、脱肥満をスローガンに県民運動を展開しているが、思うような成果が得られていない。メタボが進めば心臓や脳血管の疾患で亡くなることが増える。運動、食事に気を配り長生きしたいものだ。