連日の異常な暑さに閉口しながらも、帰宅時の冷えた1杯のビールを楽しみにしている。さて家の前の平・本町通りでは、きのうまで「いわき七夕まつり」が開かれいた▼昨年5月のコロナ5類移行に伴い、この七夕まつりも通常開催に戻り、昨年は満を持した市民らが大勢繰り出した。こちらが最盛期と考える昭和40~50年代をほうふつさせる人の密度を体感した▼商店街の活気は昔ほどではなく、それに比例してか笹飾りの数も、やや寂しい感はぬぐえない。それでも存続する意義を大切にする実行委員会には敬意を表したい。その一つに周辺会場で催された各イベントがあった▼ライブ、ステージショーなど、どっらかといえば大人向けではあったが、初日と2日目に登場したおなじみの栃木県「日光さる軍団」の人馬ならぬ人猿一体の演技はなかなかのもの。コミカル、とぼけたしぐさに会場の子どもたちは笑顔で拍手を送っていた。来年も盛り上げを期待したい。
片隅抄