先日、出社の際に開閉ドアに手をかけようとしたら、足元に小鳥の死骸があった。一瞬ミニチュアかと思うほど鮮やかな黄色、オレンジの色彩をまとっていた。そのままにはしておけず、敷地内の草むらに横たえた▼外傷もなく、ガラスに激突したのでない。では鳥インフルエンザかと思ったが確証はない。かつて街なかにあった社屋と違い、現在は周囲に木々を望む地にある。時にはキジが姿を現し「ケーン」と甲高い鳴き声を響かせる▼この時期、いわき駅前に近い自室前の道路が鳥のフンで汚れ始めた。辺りを見回しても、こちらだけ白い斑点が目立つ。見栄えが悪く、昨年と同じく水をまきブラシでゴシゴシやるが、電線を見上げ敷設者に善処を求めるかと思っている▼いわき駅前の公園化計画があるという。歩道を軸に何か楽しみを見つけ出すという試みらしいが、夕暮れ時に群れをなし、樹木に留まる鳥たちがいる。優先すべきは落とし物のない清潔な環境では。