寒気による冷え込みがきつい。今月早々にこたつ、石油ストーブを出し、耐寒ならぬ対寒生活に入った。ぬくぬく感はたまらないが、火の不始末はあってはならない▼最近、2度の火災に遭遇した。先月19日午後、錦町の企業取材に赴いた際、近隣の山田町での火災発生を知らされた。前半が終了した時点で、一端切り上げ現場に向うと、すぐさま立ち上る煙が視界に現れた▼入り組んだ路地にある民家が燃え、消防署員の放水が行われていた。当時、強風であったが延焼はなかった。このあと、大分県大分市の大規模火災が発生し、住宅密集地での災害の恐ろしさを知った▼今月2日午前、こちらも取材に向かう途中、眼前が煙に覆われた。いやな予感通り火事特有の煙を確認、現場に急いだ。こちらも住宅地の一角で周囲が騒然とする中、民家が業火に包まれていた。仕事柄、火災現場には何度も居合わせているが、直近の災禍から、あらためて火の怖さを実感した。