儒教相互発展に関する交流協力協定として、学校法人昌平黌と韓国儒教文化振興院による協定が交わされた。昌平黌の緑川理事長はウクライナやイランなどの国際情勢に触れ、思想哲学の劣化が混迷した世を招いていると指摘し、儒学の精神がいまこそ重要と呼びかけた▼儒学を巡っては、孔子が古代中国・周王朝の基礎を築いた文王を特に尊敬し、模範としたと伝わっている。文王は有能な人材を集め、徳治を心がけたとされ、理想の君主とみなされている▼今月開園した磐城平城しろあと公園の体験学習施設「緑天庵」には文王の掛け軸が飾られている。その隣には平和や慶事の到来を告げる聖獣の麒麟(きりん)と、聖王の世に現れるとされる伝説の鳳凰(ほうおう)が描かれた2幅もある。いずれも安藤家から開園に合わせて贈られた▼寄贈に当たって、この街も優れた為政者が率いるに違いないとの思いを込めたという。いわき市を巡ってはまたも全国的な話題がニュースを躍っているが、果たしてどうか――。