著 者:林 要
出版社:ライツ者
価 格:2090円(税込み)
LOVOT…温かさが通う人間とロボットの未来
世界初の家族型ロボットをご存知でしょうか。身長43㌢、体重4・3㌔。生き物のようにやわらかく、37度~39度の体温を持ち、なついた人には抱っこをせがみます。名前は「LOVOT(らぼっと)」。
今回ご紹介する本は、この愛くるしい人工生命体の開発者がAI(人工知能)のこれからと人類の不思議をまとめた一冊です。
テクノロジーの進化は豊かな生活をもたらしてくれましたが、どこか冷たいと感じる方も多いのではないでしょうか。開発者が目指したのは「ドラえもん」のような人類と親友になれる温かい存在。さまざまな専門分野から得られたヒントは、人類の原始的な欲求でありメカニズムでありました。
「テクノロジーが苦手な人でも眠れなくなるぐらい楽しく読み進められる」ことを目指して書かれているのでわかりやすく、どんどんページが進みます。
これからの人類とAIの未来が楽しみになる知的冒険にあふれた一冊です。
(ヤマニ書房本店勤務)
※紹介する人:内藤ともみさん