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いわき市 昨年の火災は71件 救急出動・搬送人員は過去最多

 市消防本部は1月31日、令和4年の消防統計の速報値を発表した。いわき市では昨年1年間、出火件数は71件(前年比6件減)で、統計を取り始めた昭和42年以降では4番目の少なさだった。
 救急出動件数は1万5437件(同2761件増)、搬送人員は1万3419人(同2190人)となり、高齢化の進展に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、いずれも統計開始以来最も多く記録した。
 出火件数のうち、1番多いのは建物火災の39件(同4件減)で、枯れ草などが燃えたその他火災の18件(同2件減)、車両火災の12件(同4件増)と続いた。
 全体としては、過去最低だった令和2年の58件には届かなかったが、おおむね減少傾向にある一方、建物火災の割合が74%と高い水準を占めている。
 救急分野については、一貫して増加傾向にある中で、軽症は43・6%(同4・8ポイント増)、中等症は40・1%(同2・9ポイント減)、重症は14・4%(同1・4ポイント減)、死亡は2・0%(同0・3ポイント減)と構成された。
 軽症者の中には、救急車を呼ぶ必要のない人もいるため、限られた救急資源を有効に活用するため、同本部では改めて救急車の適正利用を強調する。
 

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