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海竜の里 観覧車など解体へ 懐かしの遊園地「ペピー」から移設

 市は1月31日、大久町の市海竜の里センターについて、観覧車とパラトルーパーを解体すると発表した。いずれも平字手掴にあった遊園地「いわきプレイランド『ペピー』」で使用された電動遊具で、解体済みのドラゴンコースターと合わせ、平成8年に移設されて親しまれてきた。
 観覧車とパラトルーパーは昨年6月、定期点検で不具合が発覚し、市では修繕の可能性を探っていたが、老朽化が著しいため解体を決定した。
 市によると、解体時期は令和6年度を予定している。電動遊具3基すべてが終了となったため、回数券・利用券の払い戻しを実施する。申請期間は3月31日まで。
 市民にとって、懐かしい電動遊具が完全に姿を消す。高さ30mの観覧車をはじめ、これらは平成元年3月に開業した「ペピー」で使われていた。
 ペピーは現在のマルトSC城東店や、ダイユーエイトいわき城東店が立つ場所にあった遊園地で、旧常磐炭礦平火力発電所の跡地に作られた。
 当時の本紙記事によると、年間7万人の来場者を誇っていたが、運営する常磐興産の再開発事業によって、平成5年3月にわずか4年で閉園した。その後電動遊具は同社から寄贈され、海竜の里センターに移された。

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