県教委は8日、県立高校入試前期選抜の志願者状況を発表した。全日制は特色、一般両選抜を合わせた募集定員1万2160人に対して1万1418人が出願し、平均倍率は昨年度と同じく0・95倍に。学業や部活動など、学校ごとに「志願してほしい生徒像」を設け、自己推薦の形を取っている特色選抜は、定員2630人に対し出願が2千人と、平均倍率は0・76倍となった。
いわき市内では、全日制13校の募集定員2320人に対して、2298人が出願し、平均倍率は0・99倍。30学科のうち17学科が定員割れとなる中、普通科では磐城桜が丘が1・29倍と最も高く、磐城、いわき湯本が1・13倍と続いた。
工業や商業、農業などの職業系では磐城農業・生活科学が1・33倍と、学科全体でも最高となった。次いで小名浜海星・海洋の1・30倍、磐城農業・食品流通の1・20倍。特色選抜については、全日制は勿来工業・電気が県内最高となる3・50倍となり、磐城農業・生活科学、平工業・土木環境工学が2・00倍。19学科で定員割れとなった。
出願変更は9日から13日正午までの間、1人1回に限り行うことが認められている。県教委は13日に各校の最終的な志願状況を発表する予定。今春は一定の条件下で、高校から特別支援学校・高等部に出願を変更できる。
前期選抜は3月3日に特色、一般両選抜ともに学力検査を行い、同7日までに特色選抜の論文と面接、実技を実施する。合格発表は同15日となり、定員に満たない場合は後期選抜に入る。
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