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アクアマリンふくしま 8年ぶりに解説員復活 3月20日にデビュー

 小名浜のふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」は、8年ぶりに解説員の職を復活させ、3月20日から新規に採用された3人がデビューする。解説員に就くのは、皆川裕斗さん(24)=茨城県水戸市出身、山田萌々加さん(22)=郡山市出身、福野ことみさん(21)=長崎県佐世保市出身。
 それぞれ来館者に親しみを持ってもらうため、水族館の魅力を存分に伝えようと、研修に励んでいる。
 平成12年にオープンしたアクアマリンふくしまは、館内の案内役を担う解説員が「マリンメイツ」の愛称でいたが、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の影響で、来館者が落ち込んだこともあって、廃止を余儀なくされた。
 しかし本年度の重点事項として、新規展示の実施と合わせ、館内環境の充実を図る方針から、解説員の再導入を掲げた。かつての潮目の大水槽の解説にとどまらず、ガイドツアーや生物観察会、企画展にも携わっていくという。
 皆川さんは「小学生の時にアクアマリンを訪れて、スタッフの方から丁寧にシーラカンスについて解説頂いた。その感動が忘れられない」と言葉に熱を帯びる。今度は自分が感動をもたらす番だ。
 山田さんは子どもの頃から何度も来館しており、「海の生き物を好きな気持ちを大切にしたいと思ってきた」と打ち明ける。研究者の将来も描いていたが、より広く生き物の魅力が伝えられると感じて、解説員の募集に手を挙げた。
 福野さんとアクアマリンの出会いは、高校の就学旅行で訪れたことにさかのぼる。「中学生の時から、水族館で働きたいと願っていた」。初めての土地に不慣れな部分もあるが、生き物の面白さを一緒に共有できればと笑顔を見せる。
 デビューに先立って、アクアマリンでは19日まで、解説員の愛称を募集している。愛称は館内備え付けの用紙または、アクアマリンのホームページから応募できる(1人1回)。

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