市は4日、市内の74歳女性がスイセンとみられる植物を、ニラと誤って食べたことで食中毒を発症したと発表した。女性は軽症で入院はしておらず、すでに回復に向かっている。
市保健所によると、女性は3月30日、自宅の畑で栽培しているニラを採取し、4月1日にみそ汁の具として食べたところ、30分ほどで吐き気や嘔吐の症状が出た。受診した医療機関からの届け出を受け、女性の状況から、スイセンを誤食したと判断した。
市保健所では「食用と確実に判断できない植物は、絶対に『採らない、食べない、売らない、人にあげない』ように」と呼びかけている。特にスイセンとニラは酷似しているため、一層の注意を求めている。
特徴としては、葉をもんだ際にニラはニンニクのような刺激臭があるが、スイセンは弱い青臭さにとどまる。
ニュース