いわき市の公立小・中学校の入学式が6日、一斉に行われた。市内では本年度、休校を除いて小学校60校に2480人、中学校37校に2503人が入学した。
市教委によると、新入生の最多は小学校が泉の144人、中学校が泉の270人、最少は小学校が田人の2人、中学校が田人と入遠野の各10人だった。県教委によると、泉中は県内の中学校でも最も多かった。
このうち泉小(沢田泰弘校長)では、体育館で式典が開かれた。
ここ3年の入学式は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けていたが、今年は4年ぶりに制限が緩和され、新入生もマスクを着けるかは、それぞれの家庭に委ねられた。保護者が見守る中、かわいらしく着飾った子どもたちが、やや緊張した面持ちで入場した。
一人一人の児童の名前が読み上げられ、元気よく返事した後、沢田校長が式辞に立ち、「皆さんが入学してくることを心待ちにしていました。学校は心と体を大きく成長させる場所です。私たちはいつも皆さんを応援しています」と呼びかけ、▽命を大切にすること▽あいさつや返事をしっかりすること▽先生の話をよく聞くこと――の3つの約束を守り、楽しい学校生活を送ってほしいと述べた。
児童を代表して、制野りほさん(6年)が歓迎の言葉を送り、「今日からは泉小のみんなが友達です。毎日の勉強に運動会や遠足、プール、学習発表会、書初め大会もあります。私たちもお兄さん、お姉さんとして優しく教えるので、何でも聞いてください」と笑顔で語りかけた。
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