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N響のいわきアンバサダー 本年度はフルート奏者・梶川真歩さんに
いわき芸術文化交流館「アリオス」は、本年度の「いわきアンバサダー」にNHK交響楽団(N響)のフルート奏者・梶川真歩さん=愛知県出身、2006年・東京芸大音楽学部器楽科卒=が就任したと発表した。
国内最高峰のオーケストラ・N響のメンバーが、N響とクラシック音楽の魅力を伝えるため、アンバサダー(大使)となって地域に〝滞在〟し、演奏を披露するなど市民と交流を図る取り組みで、梶川さんは4月29、30日、5月1日、常磐地区で、10月にいわきアリオスで開催するN響定期演奏会の見どころをレクチャーしたり、ミニ・ライブを開くなどの活動を行う。
市とN響は2009年1月、定期演奏会の継続開催や音楽家が市内の小中学校を訪れて、本物の芸術を提供する「おでかけアリオス」ほか、市内各地区での地域プログラムの推進などを盛り込んだ協定を締結している。
これまで10度の定期演奏会、2度の特別演奏会、おでかけアリオス公演は56回を数え、今年10月7日にはアリオス開館15周年記念事業として「第11回NHK交響楽団いわき定期演奏会」を開催することが決まっている。
また、昨年度からは新たな取り組みとして、「N響いわきアンバサダーレジデントシリーズ」をスタート。初年度はN響第2バイオリン次席奏者として活躍する三又治彦さんが常磐、小名浜地区で、ミニライブや公開リハーサルを催したほか、公演の裏話や聴きどころをレクチャーするなど、定期演奏会に〝足を運びたくなる〟仕掛けを展開した。
本年度の大使を務めるのは、梶川さん。東京芸大卒後、パリ・エコールノルマル音楽院、パリ地方音楽院で学びを深め、国内を中心に多数のコンクールで入賞を果たすフルート奏者で、桐朋学園大、東京芸大などで非常勤講師も務める。
事業の詳細は、いわきアリオスのホームページ<こちら>まで。