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東日本国際大 4季連続で南東北大学野球リーグ制す 大山が圧巻ピッチング
南東北大学野球連盟の春季リーグ戦第5週第1日が6日、福島市の県営あづま球場で行われ、9戦全勝の東日本国際大が6勝1敗の東北公益文科大を6―0で破り、春秋4季連続36回目のリーグ優勝を果たした。東日本国際大は6月5日から、東京の神宮球場と東京ドームで開かれる「第72回全日本大学野球選手権大会」に出場する。
組み合わせは既に決まっており、大会3日目の6月7日午前11時半から、神宮球場で行われる2回戦第2試合で、神奈川大学野球連盟―仙台六大学野球連盟の勝者と対戦する。
優勝を決める大事な試合で、MAX151km右腕の大山凌(4年)が圧巻の投球を見せた。七回に不用意に投じたストレートを右翼席に運ばれた以外、二塁まで走者を許したのは2人だけ。先発予定だった早坂一希(同)が体調を崩して、試合前日に急きょ登板を告げられたが、「もともと優勝を決める試合に投げるつもりだったので準備はしていた」とぬかりはなかった。
ここまで大山は4試合に登板し、完封勝利を含む最多の20イニングで失点わずか1と、エースの働きを見せた。
昨秋のリーグ戦はひじ痛で1試合のみ。明治神宮野球大会出場をかけた代表決定戦はおろか、春のオープン戦も登板を控えた。ぶっつけ本番でのリーグ戦となったが、「調整を任せてもらっている監督の信頼にこたえようと、試合を重ねながら本来の投球に戻していった」と話す。
速球に加えて、5種類の変化球を操る。昨年の大学選手権で3勝を挙げ、4強入りに貢献した右腕が再び聖地・神宮に帰ってくる。