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いわきの大型連休にぎわう 特急利用はコロナ前の水準 アクアマリンも盛況
いわき地方の大型連休(ゴールデンウイーク)は新型コロナウイルスの感染対策緩和によって、前年を上回る人の流れだったことが分かった。
JR東日本水戸支社は8日、4月28日~5月7日の10日間で、常磐線特急の高萩(茨城県高萩市)―いわき駅間は計5万5300人の利用があったと明らかにした。前年比125%となった。下りが2万7200人(前年比125%)、上りが2万8000人(同124%)=四捨五入のため合計と一致しない。
コロナ禍前の一般的な祝日の並びだった平成30年と比較しても、高萩―いわき駅間は110%となっており、利用実績は順調に回復していると言える。
いわき―原ノ町(南相馬市)駅間は、前年比103%の計1万2000人となっている。
同社水戸支社の担当者は「コロナ禍の制限の緩和や、昨年よりも天候に恵まれたことに加え、令和2年の常磐線全線再開に伴い、福島、宮城エリアへの旅行者が増加傾向にあることも大きい」と話している。
この動きに合わせ、観光施設もにぎわいを見せた。小名浜のふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」は8日、大型連休(ゴールデンウイーク)の入館者数を発表し、4月29日から5月7日の9日間で、計5万2793人と明らかにした。1日当たりの平均は5866人だった。
大型連休が10日間とする昨年と比較すると、1日少ない中で5953人増となった。1日平均では1182人増えた。新型コロナウイルスの感染緩和によって、この4年(令和2年は休館)で一番の人出となった。
また、コロナ禍前で同じ曜日の並びをした平成29年(4万5152人)と比べると、117%となっている。