田人おふくろの宿 県による合宿事業始まる 初回は泉中吹奏楽部が参加

　いわき市で盛んな吹奏楽を活用しながら、中山間地振興に当たる「第１回いわき吹奏楽合宿ｉｎ田人」が２４、２５日、田人町旅人の田人おふくろの宿で行われた。県いわき地方振興局の「中山間地域宿泊交流拠点施設支援事業」の一環で、本年度から正式な取り組みとして展開される。
　今回の合宿では、泉中吹奏楽部の部員約４０人が参加した。第４１回県吹奏楽コンクールいわき支部大会（７月１５日、いわき芸術文化交流館「アリオス」）に向けて、１泊２日の日程で練習を繰り広げた。
　最終日の２５日には合宿の成果を披露する機会として、同校と親交のある武田晃さん（武蔵野音楽大講師）によるレッスンが実施され、保護者や関係者約８０人を前に、コンクールの課題曲「ポロネーズとアリア～吹奏楽のために～」、自由曲「歌劇『サロメ』より ７つのヴェールの踊り」の２曲を発表した。
　今後も合宿の事業を継続していく計画で、７月８、９日には平商業高吹奏楽部、９月にはトランペットの合宿が予定されている。事業に関する問い合わせは、県いわき地方振興局復興支援・地域連携室＝電話（２４）６２５３＝まで。