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球児の夏がやって来た きょう「高校野球福島大会」開幕 目指せ甲子園!

 第105回全国高校野球選手権記念福島大会(県高野連など主催)が8日に開幕した。この日は午前10時から、福島市の県営あづま球場に3つの連合チームを含む68校・62チームが参加し、開会式と開幕試合となる福島西―福島東の1回戦1試合を行った。
 大会は11日までの前期に1・2回戦を終了。15日から後期に移り、順調に日程を消化すれば22日に準決勝、23日に決勝を行う予定。朝から時折雨が降るあいにくの天候となったが、開会式が始まる直前には上がり、連合1チームを含むいわき勢11校・10チームの選手たちも元気よく行進した。
 開会式では初めに、前磐城高監督で、県高野連の木村保理事長が高らかに開会を宣言した後、前年度優勝校・聖光学院の高中一樹主将から優勝旗が返還された。田村の石川蓮也主将(3年)が選手を代表して、「当たり前が当たり前じゃない状況を経験し、今、制限なく大会を開催していただけることに感謝し、この記念すべき年に、聖地・甲子園を目指し野球ができる喜びに満ちあふれています。大好きな野球ができることを誇りに思い、最後まで全力でプレーし、お世話になった方々への感謝の気持ちを感動に変えて、最高の恩返しの大会にすることをここに誓います」などと選手宣誓した。
 福島西―福島東の開幕試合では、1971(昭和46年)夏に磐城が全国準優勝したときの強打の中堅手で、福島北監督時代にはセンバツ出場を果たし、ことし全国高野連から都道府県功労者表彰を受けた元県高野連理事長の宗像治さんが始球式を行った。見事な直球を内角低めに投じた宗像さんは「これからの高野連のために、陰から応援していく」と話していた。

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