気象庁は22日、いわき地方を含む「東北南部が梅雨明けしたとみられる」と発表した。東北南部の梅雨明けは平年より2日早い。昨年は6月29日に観測史上最も早い梅雨明けが出されたが、9月に「特定できず」と改めた。
福島地方気象台によると、正午までの最高気温は、内陸の山田町では29・4度、小名浜では28・8度と、いずれも夏日を記録している。23日から週末にかけても晴れや曇り空で、予想最高気温は軒並み30度を超える見込み。
こうした中、あす23日は二十四節気の一つ「大暑」。1年でもっとも暑い時期とされる。勿来町窪田にある國魂神社(宮川崇宮司)には約800個の風鈴とコケ玉をつるした「風鈴参道」が設置され、参拝客に涼やかな音色を届けている。
同神社によると、風鈴参道の設営は今年で3年目。好評で、年々、風鈴の数を増やしている。今年は6月30日の「夏越の大祓い」に合わせて飾り付けを行った。年始めの初詣からちょうど半年にあたる現在は「夏詣」の期間にあたり、半年間の無事を感謝し、残り半年の無病息災を願う参拝客が数多く訪れている。
参拝客は境内に置かれるベンチや休憩スペースで一休み。色とりどりの風鈴が奏でる音色に耳を澄ませ、ひとときの涼感を味わっていた。同神社の「夏詣」は8月20日まで。風鈴参道も同日まで楽しめる。くぐることで身体の穢れを払う「茅の輪」は7月末まで設置している。
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