四倉地区の夏の風物詩「四倉ねぶたといわきおどりの夕べ」(四倉夏まつり実行委員会主催)が29日、新型コロナウイルスの感染拡大を乗り越え、4年ぶりに復活し、道の駅よつくら港の海浜ふれあい広場で開催される。
本番に向けて準備が進む中、四倉高(原田大輔校長)では、美術部員が祭りに出品するねぶたの最終仕上げを行った。今回は恒例だった町中でのねぶた巡行は取りやめ、展示のみとなったが、顧問の和田知典教諭の指導のもと、約10人の部員や生徒の有志のほか、週末には社会人となった同部の卒業生も助っ人として駆け付け、作業を進めてきた。
昨年は地域の協力で展示の機会を得て、文化祭キャラクターの「ヨツバサイ」を、コロナ禍を吹き飛ばすための風神に見立てたねぶたにしたが、今夏は対になる雷神ヨツバサイを制作した。松本望愛部長(3年)は「祭り当日に間に合うか心配だったが、やっと完成が見えてきてホッとしている」と話し、仲間とともに仕上げ作業に没頭していた。
祭りは午後6時の開会式でスタートし、同6時半から12チーム約500人がいわきおどりに興じる。ねぶたとねぷたは新作とともに、旧作も登場予定で、開会式に先立ち、よつくらYOSAKOI美舞蝶組がよさこいソーランを披露し、機運を高める。
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