ニュース
吹奏楽コンクール いわき湯本が東北代表に 部員全員42人で高い技術発揮
吹奏楽の東北大会「第66回東北吹奏楽コンクール」(東北吹奏楽連盟などの主催)は26、27日、山形県山形市のやまぎん県民ホールで、前半日程が行われた。いわき市勢のうち、初日の高校の部で、いわき湯本が金賞・東北代表に輝いた。
全国大会「第71回全日本吹奏楽コンクール」の高校の部は10月22日、愛知県名古屋市の名古屋国際会議場センチュリーホールで開かれる。同校の東北代表は前身の湯本を含めると、2年ぶり15回目で、昨年4月の統合による現校名になってからは初。出演は前半15校のうち、2番目の午前9時15分を予定している。
東北大会の高校の部には、6県の代表24校がエントリーし、いわき湯本は課題曲「ポロネーズとアリア~吹奏楽のために~」(宮下秀樹作曲)、自由曲「ピース、ピースと鳥たちは歌う」(伊藤康英作曲)を披露した。
奏者の上限が55人のところ、いわき湯本は部員全員の42人で挑んだ。必要に応じて楽器を持ち替えながら、高い技術を発揮し、高校の部で1位の結果が送られた。
部長の上遠野尚也さん(3年)=チューバ=は「合奏を始める際は必ず『全国金、輝けいわき湯高サウンド』の掛け声を行っており、部員の意識を統一してきた。惜しくも代表を逃した同じ東北の学校の思いも背負い、全国大会ではいまできる最高の演奏をしたい」と力強く語った。指揮をした小山田浩教諭は「本番前には自分と仲間を信じて頑張ろうと呼びかけた。さらに高みを目指していきたい」と話している。
東北大会の後半日程は9月2、3日、宮城県石巻市のマルホンまきあーとテラスで開催される。いわき市からは、中学生小編成の部に錦、高校小編成の部に平商業、磐城桜が丘、職場・一般の部に吹奏楽団「凛」が出場する。
その他のいわき市勢の結果は次の通り。【26日】◇高校の部▽金賞=磐城【27日】◇中学生の部▽銀賞=平三