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原発処理水 放出後初のトリチウム検出「安全にまったく問題ない」

 東京電力福島第一原発の汚染水を浄化した後の処理水の海洋放出について、東電は1日、8月31日に採取した海水で、福島第一原発沖合1kmにある放出口から、北に約200mの地点で、放射性物質トリチウムが1リットル当たり10ベクレル検出されたと発表した。
 8月24日に始まった海洋放出以降、トリチウムの検出は初めて。東電の担当者は「安全にはまったく問題はない」としている。海洋放出にあたり、トリチウムの濃度が福島第一原発から3kmで、同350ベクレルで調査を開始し、同700ベクレルで中止する規定が設けられている。
 また8月24日に採取した海水を精密分析にかけたところ、同2・6ベクレルだったと公表した。通常の迅速測定では検出限界値を下回っていた。なお水産庁と環境省、県が、福島第一原発周辺海域で、1日に取ったヒラメや海水のトリチウム濃度は、すべて検出限界値を下回った。

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