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図柄入り「いわき」ナンバー交付開始 フラシティあしらった意匠に
いわき市や双葉郡などで登録された車両の「いわきナンバー」を巡り、地方版図柄入りナンバープレートの交付が23日から始まった。交付開始に合わせたセレモニーが同日、小名浜のアクアマリンパークで開かれた。
地方版図柄入りナンバープレートは、2018(平成30)年から始まった取り組みで、土地ごとの名所や特産品を盛り込んでいる。いわき市でも市民の郷土愛の醸成や、地元のPRを図るため狙いから、国土交通省に対する提案を決めた。
いわきナンバーは昨年10月のデザイン投票に基づき、左側にフラガール、右側に市の花・ツツジなどがあしらわれ、いわき市のブランドメッセージ「フラシティいわき」を象徴している。
セレモニーでは、内田市長が「新しいナンバープレートを通じ、広く選ばれるまちを目指していきたい」とあいさつ。国土交通省福島運輸支局の佐藤雅和支局長も「図柄入りナンバープレートで、いわきや福島県の魅力を全国に発信してほしい」と期待を寄せた。
会場では、磐栄運送の「フラシティいわき」ラッピングトラックと、公用車にナンバーが取り付けられたほか、磐城一高の「一高プアラニ」によるフラが華を添えた。
交付手数料は中板が8650円、大板が1万3130円、軽自動車が8710円。1千円以上の寄付をすると、フルカラー版を選択できる。
既存の車両も対象。手続きは、 内郷綴町の福島運輸支局いわき自動車検査登録事務所(軽自動車は、中部工業団地の軽自動車検査協会福島事務所いわき支所)で行う。県内での図柄入りの導入は、ご当地ナンバーの「白河」に続いて2例目。