自民党派閥の政治資金パーティー収入を巡る裏金事件で、最大派閥・安倍派(清和政策研究会、96人)は19日、東京・永田町の党本部で臨時総会を開催し、解散する方針を決めた。今回の裏金事件を受けての派閥の解散は、18日に岸田派(宏池会、46人)が先んじて意向を示しており、19日は二階派(志帥会、38人)も同様の判断をした。
いわき市関係の国会議員のうち、安倍派に所属する衆院福島5区の吉野正芳氏(75)=8期、植田町=は「国民の支持を得るためにも、この際派閥としての清和政策研究会が、解散することもやむを得ない」とコメントしている。
同じく安倍派の参院福島選挙区・森雅子氏(59)=3期、泉町=は、政治資金収支報告書の修正に着手したとし、「秘書が清和会の説明を信じ、違法性の認識はなかったが、今回のことは私の監督責任。総会では派閥の解散を主張した。政治資金規正法の改正をはじめ、国民の信頼を取り戻す努力をする」と話している。
派閥からの収入に私的流用は一切なかったという。党人事局長の辞任も表明した。
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