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内田市長「震災の記憶・経験伝えていく」 いわき市の追悼式開かれる
東日本大震災の発生から13年を迎えた11日、いわき芸術文化交流館「アリオス」中劇場で、令和6年市東日本大震災追悼式がしめやかに行われた。
式では地震発生時刻の午後2時46分、全員で1分間の黙とうをささげたあと、内田市長が「13年の歳月が過ぎたが、多くの市民が犠牲となったことは忘れることのできない深い悲しみです。震災の記憶、経験を風化させず、広く世界や次世代に伝えていくことに全力を尽くします」と式辞した。
大峯英之市議会議長が「犠牲になられた方々のご冥福を祈り、震災の教訓を生かし、市民の安全安心の暮らしのため、全力で取り組んでいきます」と追悼の辞を述べた。
次に内田市長、大峯市議会議長、遺族、市議、一般参列者が館内に設けられた祭壇に白菊を献花し、手を合わせ、震災犠牲者のめい福を祈った。東日本大震災によって、いわき市では468人(直接死293人、関連死138人、死亡認定を受けた行方不明者37人=2月末現在)が亡くなっている。
(写真:追悼の辞を述べる内田市長)