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いわき市の公立中学校で卒業式 泉は県内最多の279人学び舎巣立つ
いわき市の37の公立中学校で13日、一斉に卒業式が行われ、合わせて2674人が3年間通った学び舎を巣立った。同日は風がやや強かったものの、前日の冷たい雨から一転、朝から春の訪れを予感させる暖かい日差しが降りそそぎ、卒業生たちの門出を祝福していた。
市内最多となるのは泉の279人、最も少なったのは小白井の1人。また本年度限りで川前町の川前、桶売、小白井が閉校となり、新年度から遠野町の上遠野と入遠野が統合し上遠野中校舎で遠野となる。
このうち、県内最多でもある泉(設楽芳浩校長)では、新型コロナの影響で保護者の入場制限を昨年度の1人から2人に増やして行われた。
はじめに、約40分をかけて1人ひとりに設楽校長が卒業証書を授与したあと、式辞の中で「みなさんの中学生活はコロナの影響で不安のスタートとなった。そんな中でも修学旅行や体育祭、花立祭などを実現するため精いっぱい取り組んだみなさんの姿に成長を感じた。この3年間は貴重な財産だ。泉中の卒業生としての誇りを忘れず、これからの人生を歩んでほしい」とはなむけの言葉を贈った。
このあとPTAの梅松尚哉会長が来賓祝辞を、在校生を代表して生徒会の大紋蓮央会長が送辞を述べ、最後に卒業生を代表して千葉丈心君が、「友人と励ましあい、先生方に導かれ、わたしたちはこの泉中学校で大切な宝物を見つけた」と3年間の思い出を振り返り、最後に父母らに感謝の言葉を述べた。
(写真:卒業式に臨む泉中の生徒たち)