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いわき市 小川地区で検討の二次交通と磐越東線接続へ 鉄道利用促進目指して
市は新年度、定額タクシーの運行やボランティア輸送といった地域交通手段の確保に関して、小川地区ではJR磐越東線の小川郷駅と接続させることで、鉄道の利用促進を図る方針を決めた。
中山間地を含めた公共交通の空白地域を解消するため、市は地区の実情に応じた取り組みを展開。小川地区でも今後のあり方を模索しており、磐越東線を交えた二次交通を検討する。
県と磐越東線の沿線自治体による「磐越東線活性化対策協議会」の総会が25日、田村郡三春町の三春交流館「まほら」で開かれ、市の担当者から報告された。
市ではこのほか、磐越東線を使った自転車イベントを新たに計画。本年度に引き続き、サッカー・J2いわきFCのホームゲームと連携した利用促進策や、活性化に向けたセミナーや親子工作教室も実施し、広く磐越東線の需要を喚起していく。
県もポータルサイトの立ち上げや、各種補助を示しており、磐越東線を使った夏井川渓谷の清掃活動やウオーキングイベントも予定する。同協議会長の内田市長は総会で、「年間を通して磐越東線を盛り上げるとともに、日常生活でも使ってもらえるうねりを作っていきたい」と呼びかけた。
(写真:三春町で行われた磐越東線活性化対策協議会の総会)