小名浜港に来年4月27日、マーシャル諸島船籍の大型クルーズ船「リビエラ」が寄港する。市産業みらい課によると、外航クルーズ船が小名浜港に入るのは初めて。
リビエラは、米国マイアミに本社を置く「オーシャニアクルーズ」所有。同社によると、総トン数6万6172トンで、全長238m、全幅32m。乗客定員は1250人。デッキ数は16階層。船内の9割以上の客室がオーシャンビューで、9つのダイニングを有する。
日本を代表する豪華客船「飛鳥II」より一回り大きいサイズで、2012年5月に就航。22年12月に全改装が行われ、今年3月に日本を初めて訪れた。
小名浜港への寄港は、横浜から太平洋を横断して、カナダ・バンクーバーに至る19日間(来年4月25日~5月13日)の船旅の一環で行われる。最も高価な部屋のオーナーズスイートは、2人で2万4299ドル(約369万円)。横浜を出た後の最初の寄港地で、同4月27日午前8時に到着し、午後8時に出発する予定。滞在中はオプショナルツアーとして、市内観光が想定される。
同課の担当者は「外航クルーズ船の寄港によって、より小名浜港の振興が図られるとともに、いわき市の魅力が国内外に発信できる」と期待を寄せた。このほかクルーズ船を巡っては、9月9日に「飛鳥II」、同14日に「にっぽん丸」が、それぞれ小名浜港に入り、市内観光が組まれている。
(写真:小名浜港への寄港が決まった「リビエラ」/画像提供:ピクスタ)
ニュース