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いわき市ゆかりのバドミントン・大堀彩選手 パリ五輪確実に「私にとって夢舞台」

 小学校時代をいわき市で過ごしたバドミントン日本代表の大堀彩選手(27)=富山県富山市・トナミ運輸所属=(世界ランク13位、日本ランク2位)が10日、今年夏にパリで開かれる五輪出場を確実にした。
 大堀選手は「五輪レースの最終戦なのでしっかり準備してきたし、硬くなる初戦だったが落ち着いてプレーできた。この1年間で大きく成長したと思う。(トナミ運輸ヘッドコーチの)父には感謝している。五輪の実感はまだないが、私にとって夢舞台でした」と話している。
 日本の女子シングルス出場枠は2人。大堀選手は、出場をほぼ決めている第一人者の山口茜選手(世界ランク4位、日本ランク1位)に続く最後の1枚の切符を、前回東京五輪出場の奥原希望選手(世界ランク17位、日本ランク3位)と激しく争ってきた。
 アジアバドミントン選手権が中国で行われており、女子シングルスで大堀選手は1回戦を突破したが、奥原選手は同じ1回戦で世界ランク1位の韓国の選手に敗れた。この結果、ランキングリストのポイントで大堀選手が奥原選手を上回り、さらに1つの国・地域から2人目の要件となるランキング16位以内も確定した。
 いわき市内には幼いころの大堀選手を知るバドミントン関係者らも多く、喜びを分かち合った。小名浜大原のお米の専門店「相馬屋」(佐藤守利代表取締役)は2014(平成26)年からスポンサーとなって大堀選手を応援しており、試合で着用しているトナミ運輸のユニホームには『相馬屋』のロゴが着いている。
 佐藤社長は仕事の傍ら、バドミントンが趣味で、母・麻紀さんから指導を受けたこともある。「そのとき幼稚園児だった彩さんと試合をして、負けると彼女が悔し泣きしていた」のが思い出。五輪確実の知らせは10日、父・均さんからのラインで知った。佐藤さんは「やったぁ、本当に良かった。最初で最後の五輪だと思う。悔いなく全力を出し切ってほしい」と今後も支援を続ける。
 (写真:大堀選手を応援する相馬屋の佐藤社長=右。左は大堀選手の父・均さん)
 
 

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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