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住友林業や地元企業出資の「木環の杜」 四倉に新工場整備へ 26年3月稼働予定

 住友林業(本社・東京都千代田区)は18日、住宅向けにいわき市をはじめ県産スギの製材・加工を行うため、小名浜の事業所を交えて、昨年11月に設立した共同出資会社「木環の杜(こわのもり)」を通じ、いわき四倉中核工業団地に新たな工場を整備すると発表した。
 新工場は約10・4ヘクタールはで、7月をめどに着工し、2026(令和8)年3月の稼働を予定している。住友林業によると、福島県は良質な森林資源が豊富で、首都圏への交通の便が良く、小名浜港からの輸送がしやすい点から、いわき市に進出した。30~40人規模の新規雇用を予定している。
 住宅部材を巡っては、輸入木材の価格が高騰する「ウッドショック」のように、外的要因に左右される現状がある。国内の新設住宅着工数が減少傾向にある中、住友林業では国産材の使用比率を高めることで、国産原木の需要量を一定量保ち、安定的な供給体制を図りたい考えだ。
 「木環の杜」は住友林業のほか、集成材の製造を手がける恒栄資材(本社・東京都渋谷区)、県産材の製造、販売を担う和田木材(本社・小名浜大原)で構成し、昨年11月に立ち上げた。今年4月、恒栄資材が常磐鹿島工業団地に置いていた湯本工場の事業を譲渡する形で、本社にした。所在地は常磐下船尾町。
 共同出資会社が四倉に新設する工場では、スギの中・大径木を主体に県産材の製材と加工を進め、主に六面体構造で、耐震性にも優れた強固な「ツーバイフォー(2×4)住宅」で利用する構造用製材(ディメンション材)を製造する。
 いわき市周辺の原木需給への影響を考慮しながら段階的に集材量を増やし、まずは年間の原木投入量約11万立方mを目指す。ゆくゆくは東北でも有数規模の工場に育てていきたい考えという。
 扱う原木は主にいわき産をはじめ県産を想定しているが、状況に応じて近隣県からの調達も視野に入れており、いわき市を軸とした木材市場の活性化に貢献していく。また、継承した湯本工場でも引き続き、輸入した部材による集成材の製造を行うほか、新たに国産材の活用も計画している。
 (写真:木環の杜の新工場予定地)

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