四倉町のひまわり信用金庫四倉支店(鵜沼敏治支店長)は端午の節句を前に、恒例の「真ゴイのこいのぼり」を店内に展示している。こいのぼりは昭和60年代、いわき絵のぼり「高橋工房」で製作されたもので全長約10m、幅約1・5、の威容を誇る。
かつて四倉町の所有者が季節に合わせ、勇壮な姿をなびかせていたが、時代の推移とともに周辺に民家などが立ち並び、掲揚するスペースが確保できなくなったことから、2016(平成28)年に同町の地元学研究者緑川健さん(55)=小泉屋文庫主宰=が譲り受けた。
以降、緑川さんが同支店に貸与し、現在まで展示が続いている。鵜沼支店長は「大変立派なこいのぼりです。ぜひ、お気軽に来店し、ご覧いただきたい」と話し、合わせて4日の四倉諏訪神社例大祭では、職員が神輿(みこし)を担ぎ、地域を盛り上げるという。
展示は31日まで。時間は平日午前9時~午後3時(午前11時半~午後0時半は除く)
(写真:展示されているこいのぼりと鵜沼支店長)
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