小名浜諏訪神社(小名川祐輝宮司)は3日、春季例大祭を執り行い、担ぎ神輿(みこし)渡御を繰り広げた。新型コロナウイルスの感染拡大を経て、昨年は規模を縮小して実施したが、今年は5年ぶりに通常開催を果たした。
神輿は約200人の担ぎ手によって、小名浜魚市場や市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」などを巡り、恒例の白扇まきやはしご乗りも披露された。大型連休後半とあって、居合わせた観光客からは盛んに声援が送られていた。
また2日夜には小名浜諏訪町の同神社で、例大祭宵宮祭を開いた。境内の池で禊(みそぎ)行法が実施され、小名川宮司をはじめ、下帯姿の地元の男性たちが勢いよく入水した。まだまだ夜は肌寒いが、強い気持ちで心身を清めた男性たち。祭りが成就するよう祈願した。
同神社は1201(健仁元)年に創建。1385(至徳2)年、現在の場所に遷座した歴史を持ち、長く地域を見守っている。
(写真1枚目:小名浜魚市場に到着した神輿 2枚目:禊行法に臨む地元の男性たち)